一般社団法人スポットワーク協会


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協会について

一般社団法人スポットワーク協会 (理念・目的)

事業者、自らによる協会団体の設立

当協会は、以下を理念・目的として掲げる。

スポットワークの健全な発展を推進し、国民の幸福度向上に寄与する。

当協会は、スポットワーカーを取り巻く環境の調査及び研究を行うとともに、 労働行政に協力し、関係機関及び会員相互の緊密な連絡協調をはかり、 日本におけるスポットワークの健全な発展に寄与し、多様な働き方の定着とそれによる 国民生活の充実に資する存在となることを目指します。

協会の概要

名称 一般社団法人スポットワーク協会
登記日 2022年1月26日
設立日 2022年2月17日
所在地 東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル8階
総会 毎年2月に開催
事業内容
  1. スポットワークに関する調査研究及び統計等の作成
  2. スポットワークに関する調査研究結果の刊行
  3. スポットワークに関する意見の公表及び国会その他関係機関に対する意見の開陳
    労働基準法その他労働関係法令の施行に対する協力
  4. スポットワーク業界の調査及び研究並びに広報事業
  5. スポットワーカーと雇用者側とのトラブルの防止及び発生時の相談に関する事業
  6. スポットワークプラットフォームの規格化と認証、その他適正化関係に関する事業 等

スポットワークとは

スポットワークとは、短時間・単発の(短い時間と期間だけ働く)働き方を指します。
広義のスポットワークには、雇用契約を結ばない”ギグワーク”を含みますが、現在当協会では、
短時間・単発の就労を内容とする雇用契約を結ぶ”単発バイト”(狭義のスポットワーク)を対象にした
仲介事業の健全な発展を目指しています。

スポットワークとは

協会の活動内容

協会の役割

  • 働く個人の保護
    労働環境の整備に向けた政策提言や、雇用元企業に向けた啓発や提言、働く個人に向けた情報提供等を通し、スポットワークで働く個人における就業環境の向上を目指します。
  • 利用企業の保護
    スポットワーカーを活用する企業に向け、必要な法知識や準備すべき労務知識、適正な就業管理方法の啓発活動を通し、ワーカー活用に伴うリスクを軽減、適切なスポットワーク活用支援を目指します。
  • プラットフォーマーの適正化
    スポットワーカーとスポットワーク活用企業をマッチングさせる事業者によって、健全かつ適正な市場形成を実現する事ができるよう、資格認定や事業者教育を通し、業界全体の品質向上と担保を目指します。

スポットワークの現状と将来

働く個人の保護
現状
  • 労働者に近い業務委託契約(個人事業主)
    →最低賃金・福利厚生が保証されない
  • 不適切な求人が存在しており、募集・就労はリスク
将来
  • 「個人事業主」か「労働者」か、立場の明確化と適切なセーフティネットの適用が急務
  • (共通)審査基準の設置(③プラットフォーマーの適正化)
利用企業の支援
現状
  • 業務上での事件・トラブル/業務不履行(事前本人認証が必須でないためのトラブル)
  • ワーカーへの支払いを手数料的な項目で処理している例がある(社保の基準等が考慮されていない)
  • 勤務確定せずに予定で勤務を確定している例がある
  • 既存の勤怠・給与システムでは対応が煩雑(通算労働時間管理ができない)
将来
  • 事前本人確認(口座等)の徹底(③プラットフォーマーの適正化)
  • 適切な支払処理に関して啓発していく必要がある
  • 勤怠・給与システムが連携できる仕組み
情報提供事業者の適正化
現状
  • 応募・採用課金は「有料職業紹介事業」に該当するのではないか?(職業安定法第4条)※紹介免許を取得しているPFもあるが、きちんと運用されているか?
  • 「労働者供給」に該当する事業者があるのではないか?
  • 適切な事前本人確認が行われておらず、利用企業が被害を被っている例がある。
  • 雇用契約の場合、「立替払い」は給与支払5原則に違反するのではないか?(労働基準法24条)
  • 2か月以上の勤務でも源泉徴収(丙欄)の利用
将来
  • 上記各懸念に対し、是正すべき点がある場合は適正化
  • (共通)審査基準の設置
  • 事前本人確認の義務化
  • ブラックリスト化
  • 立替払いの適正化
  • 勤務システム等の連携による社保等適正化

スポットワークが抱える課題

理事・監事の紹介

米田光宏
代表理事 米田光宏
このたび、大手スポットワーク募集情報等提供事業者が中心になり、一般社団法人スポットワーク協会を設立いたしました。 今日、業界のみならず労働市場を取り巻く環境は大きく変化しています。新型コロナウイルスの感染拡大とその影響は、短期単発で働くスポットワーカーの急増に繋がりました。就労意識と就労形態の多様化はやむを得ず進み、また、企業も生産性を向上させる一つの打ち手としてスポットワーク活用を推進。この傾向は、人口減少・少子高齢化が進む日本において今後も続くと考えられます。2025年には500万人を超えると予想されるスポットワーカー。スポットワークという働き方、雇用の在り方はこれからの労働市場を牽引する大きな力となる事は間違いありません。
その反面、スポットワーカーとして働く個人、スポットワークを活用する企業それぞれに 大きな課題が顕在化してきている事も事実です。
働く個人が持つリスク、雇用する企業が持つリスク、そして労働市場の本質的課題や、税と社会保障という観点では国家という枠組みまで通じる社会課題に対し、そのマッチングに関わる私達スポットワーク募集情報等提供事業者が、正面からその課題に取り組む事は必然であると考えております。
健全なイノベーションが、健全な市場成長を実現する。その成長を通して、国民の幸福度向上に寄与する事を理念に掲げ、当協会を立ち上げ、運営してまいります。 是非その理念をご理解いただき、一層のご支援をお願い申し上げます。

大友潤
理事 大友潤
パーソルグループは、多様な価値観を持った個人に向き合い、一人ひとりのはたらき方・生き方を応援し続け、新たな価値の創造を通じ社会からの期待に応えること、そしてすべての“はたらく”が笑顔につながる社会を目指しています。その中で、グループの新サービスであるシェアフルというスポットワークマッチングプラットフォームを2019年より開始し、個人・法人にとって誰しもが始めやすく非常に柔軟性の高いはたらき方をより安心・安全に提供すべく、サービスの改善を進めて参りました。
スポットワークというあたらしいはたらき方は、人材サービス業界が提供している「求人広告」「職業紹介」「人材派遣」の枠組みを超え、税・社会保障制度とも密接に関連し、社会課題として解決すべき非常に重要なテーマとなっていきます。
この社会課題に向き合うためにも、プラットフォーム提供事業者単独ではなく、各事業者共同で当協会を設立し、はたらく個人・利用企業の保護や、増加傾向のプラットフォーマーの適正化へ向けた整備などを行うことで、スポットワークというはたらき方が一般的なものとなり、より一層労働市場全体の活性化・課題解決へ寄与することを目指してまいります。

武井繁
理事 武井繁
2008年(1憶2,808万人)をピークに減少に転じた我が国の総人口は、ここに来て加速度的にその減少度合いを強めており、100年後には江戸時代の人口水準に逆戻りすると予想されています。このような状況下において「一人が一社で一生涯働く」形の従来の雇用慣習だけではなく、様々な立場・状況の方々が、個々の事情に合わせて多様な職場・職種・働き方を随時選択できる社会の実現が今、求められています。
また、多「職場・職種・シフト」対 多「人材」となるその社会では、就業・雇用管理における新たなテクノロジーの活用が、これまで以上に不可欠になって参ります。
当協会において議論・検討し解決・実現して行くべき事項は多岐に渡り、且つ迅速性が求められています。
弊社は、有期雇用向けATS(応募者管理システム)を始めとする、採用・雇用管理関連の各種ソリューションをご提供する中で、様々なDXノウハウと、多様な働き方に関するビッグデータを蓄積して参りました。それらをベースに、当協会を通じて関係各位と共に、多様な人々が幸せに暮らせる社会の実現に向け努力して参ります。

小川嶺
理事 小川嶺
タイミーは、スポットワークという新しい働き方が、ユーザーの皆様の人生の可能性を広げるきっかけとなり、ひいては日本の人手不足をはじめとした労働に関する諸問題の解決に貢献できると考え、日々事業に邁進しております。
当社が掲げる「『働く』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」のミッションの実現のために、これまでも行政や有識者の皆様のお力をお借りしながら、適正化を進めてまいりました。志を同じくする本協会の各事業者や有識者と共に、ユーザーの皆様のより一層の安心安全を担保するべく、真摯に取り組んでまいります。

太田 麻未
理事:太田 麻未
メルカリグループは、「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」というグループミッションのもと、一人ひとりが持つ「時間やスキル」を循環させることを目指し、2024年3月にスキマバイトサービス「メルカリ ハロ」を開始しました。「だれでも、すぐに、かんたんに」働くことのできる機会の拡大に向け、これまでもスポットワーク業界の健全な成長に向けた議論や対策を重ねてまいりました。さらなる拡大が見込まれるこの市場においては、ステークホルダーが一丸となって業界を取り巻く課題解決を進めることが一層重要になると考えています。
本協会の一員として、ステークホルダーの皆様と連携しながら、スポットワークを利用する事業者と働き手の双方にとって安心・安全な環境づくりに取り組み、「働く」ことをより気軽にしていくことで、スポットワーク業界全体の更なる発展と活性化に貢献してまいります。


冨田 英揮
理事:冨田 英揮
日本最大級のアルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」を運営するディップは、ユーザーファーストというフィロソフィーに基づき、どこよりも新鮮で豊富な求人情報にこだわり、独自のサービスを展開してまいりました。
スポットワークの領域においても、誰もが働く喜びと幸せを感じる社会を実現するべく、昨年より「スポットバイトル」を開始しております。
当協会の一員として、急速に拡大する市場の中で顕著になりつつある多くの課題に向き合い、すべての働く方が健全に働けること、そして業界全体の更なる発展引いては日本社会全体の労働力問題の解決に向け、尽力してまいります。


横井 聡
理事:横井 聡
スポットワークが世の中に認知され広く普及していった背景には、我が国の深刻な人材不足があると考えております。そういった中で、新しい形での課題解決としてのスポットワークは、個人の方が一社のみならず複数の会社で働く可能性、あるいは従来では時間が合わないため働けていなかった潜在的な人材活用の可能性、一度働いてみてからその会社への長期就業を希望する新しい出会い方の可能性など、当初想定していたところよりも幅広い可能性を提示できるようになってまいりました。一方で、新しい可能性が広がると同時に、個人/利用企業の保護、税と社会保障をはじめとしてスポットワークが世の中の真のインフラとなるために考慮、解決していくべき課題はまだまだ存在しております。
シェアフル社として"誰もの「はたらく」をひろげ、新しい「はたらく」をつくる"というミッションを掲げ、個人にとっての選択肢を広げていこうとしている我々としても、スポットワーク業界の健全な発展のために、これらの諸課題を事業者の枠を超えて解決していけるよう、より一層尽力してまいります。


米谷 昭良
理事:米谷 昭良
スポットワークは、個人のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を実現し、経済的利益のみならず、多様な経験や人との出会い、そして社会とのつながりを創出する革新的な就労形態です。この新しい働き方は、労働市場に新たな可能性をもたらす一方で、その急速な拡大に伴い、多くの課題も顕在化しています。
当協会の一員として、これらの課題に真摯に向き合い、スポットワーク市場の健全かつ持続可能な発展に尽力して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。


渡邉 雅之
監事:渡邉 雅之
新たな働き方であるスポットワークは「働く個人」「利用企業」のいずれにとっても日々重要性を増しつつある反面、今まで想定したことがない働き方である故に、既存の労働法の考え方だけでは対応できない問題が起こり得る領域です。
弊職自身は、弁護士として、企業のコンプライアンス、個人情報保護、金融法制、労働問題への取り組みなどを専門とするとともに、上場企業の社外取締役(監査等委員を含む)などを経験して参りました。
これまでの経験を活かして、監事の立場から「働く個人の保護」「利用企業の支援」「スポットワーク情報提供事業者の適正化」という当協会の役割が果たされているかしっかりと監視・監督をするとともに、当協会がスポットワーク業界の発展に寄与していくのを見守って参りたいと思います。




会員一覧


会員区分 法人名  
正会員A 株式会社ツナググループ・ホールディングス
正会員A LINEヤフー株式会社
正会員A シェアフル株式会社
正会員A HRソリューションズ株式会社
正会員A 株式会社タイミー
正会員A 株式会社メルカリ
正会員A ディップ株式会社
正会員B スキマワークス株式会社
アドバイザー会員 東京海上日動火災保険株式会社
アドバイザー会員 株式会社NTTドコモ
準会員 ネクストレベルホールディングス株式会社
準会員 株式会社サンレディース
準会員 ジョブコレ株式会社
準会員 株式会社ベネッセキャリオス

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